2008:07:22:18:49:16 毎日新聞は二度死ぬ

もっとも歴史がある新聞社といえば毎日新聞
一度つぶれた新聞社といえば毎日新聞


新聞販売店の一番のネックは「押し紙、積み紙、抱き紙」
新聞社が販売店に対して、部数を上乗せしてくるのが「押し紙、積み紙、抱き紙」だ。
販売店は契約部数の上に、古紙として捨てるだけの「押し紙、積み紙、抱き紙」を送りつけられる。
10部や20部の世界ではない。100部や500部という話だ。
これが新聞販売店の経営を圧迫する。
エコの記事を書いているどころではない。
過去のオイルショックや紙不足も関係なく「押し紙、積み紙、抱き紙」は
誰にも読まれることなく届けられた。

部数は広告に大きく関わってくる。
そのため、新聞社も必死だ。


毎日新聞のサイトから広告がなくなってしまった。

新聞は、今までメディアの王として権威の象徴であった。
新聞社も新聞記者もプライドが高く、雑誌やテレビも敵ではなかった。
ましてやネットはツールであっても、メディアとは考えてこなかったであろう。

読者は今でも、新聞記事には絶大な信頼を寄せている。
新聞に書かれていることは全部信用してしまう。
新聞をよく読む読者にはそういうひとが多い。
そのため、偏向した新聞記事は読者をミスリードすると危惧する声もあった。

毎日新聞で事件が起こった。
毎日新聞の英文サイトで新聞社であるまじき記事が掲載され続けた。
日本を、日本国民を誤解される内容が英語で紹介されていた。
それらは嘘やデマの類のものであった。
英語ということで、それをチェックする機能も働かなかった。
外部からの指摘にも対応できなかった。

対応が遅れ、ネット上で大きな話題となり、
その結果、広告がなくなってしまった。
毎日新聞は、ここでようやく事の重大さに気づいた。

原因を正確に伝えずに、突然謝罪がなされる。
広告主に対してのアピールとしか思えない謝罪の掲載だ。
オーディエンス(読者)はどこにいるのであろうか。
謝ればいいというものではない。
説明責任などということばは知らないようである。
ネットの大きさや怖さを、毎日新聞は果たしてどこまで理解したのか。
責任者は、減俸を強いられたが、社長や役員に昇進した。

検証チームは、以下を指摘した。
「チェック機能に欠陥」
「品質管理体制の不在」
「記者倫理の欠如」
「英文サイトへの認識不足」
「批判への対応鈍く」
さて、これが日本を代表する新聞社の実情だ。
「英文サイトだけの問題で、他の記事は安心してお読みください」
といえるだろうか。
通常、矛先を外部に向けてきているわけで、
内部で事件が起こると普段の記事との矛盾が生じる。

新聞には縮刷版という一ヶ月分のすべての紙面を集めたものがある。
新聞社は縮刷版を発行する際に、自社の都合の悪い部分は削除する。
はたして、今回のお詫びは縮刷版が発行されるときに残るのであろうか。

今回の毎日新聞の事件に関して、
テレビも他の新聞も自分に飛び火するのを恐れてほとんど報道していない。
テレビも新聞も自己防衛は働いているが、メディアとしての使命は放棄してしまった。

専売制、戸別配達という制度で守られてきた新聞はすでに役目を終えている。
未来に向けて新聞社の生き方と販売店の生き方を考えていかなければなるまい。
客の顔が見えるという営業には欠かせないシステムを持つ販売店を
うまく利用し切れないのは新聞社の過去の権威がまだ邪魔をしているのか。
(おれたちが作っているこんなに偉大な新聞を扱うたかだか販売店というような)
今まで経営はまったく独立していた販売店からおいしい部分を取り上げるために、
新聞社が直接販売店を抱えだした。
しかし、そんな販売店のおいしい部分も、10年後にはどうなっているのであろうか。
新聞を愛する読者は高齢化が進んでいる。
小手先の対策しかできないようではいくら大きな新聞でも生き残ることはできない。

『毎日新聞社』
(恐らくあっという間になくなってしまうお詫びのページ)

『テレビや新聞で詳しく報道されない「毎日新聞英文サイト変態記事事件」、一体何が問題なのか? - GIGAZINE』
『毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる まとめ@wiki - トップページ』
『毎日新聞はもう終わってるよ - 池田信夫 blog』
『毎日「変態ニュース」騒動が示す、メディアの地殻変動』
『毎日新聞社の歴史  75年に倒産し会社更生法適用を受けた大新聞社 - るいネット』


『ロッキード事件:発覚から30年:que sera sera』
『誘拐事件:que sera sera』

[2008徒然]| at 2008-07-22 11:36 (add:2008-07-22 18:49) | トラックバック (0) | | EDIT / SendTB
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